占いとともに歩んだキャリアアップ

占い×人生ストーリー

細木数子の六星占術を信じて人生が好転した友人の話

人生には、誰にも相談できない岐路があります。
「このままでいいのか?」「どうすればいいかわからない」――そんなとき、人は何かにすがりたくなるものです。

今日は、私の15年来の友人が、細木数子先生の『六星占術』をヒントに人生を大きく変えていった、リアルなエピソードをご紹介します。
一人のシングルマザーが、占いの知恵を一つの道しるべとして受け入れ、准看護師から看護部長という責任あるポジションにまで登りつめた物語です。

シングルマザーから看護部長へ 一人の女性のキャリアと家族の物語

このお話の主人公は、現在50代半ばの女性。
今では某地方の総合病院で看護部長を務めており、約100人以上の看護師を束ねる責任ある立場にいます。

私が彼女と出会ったのは15年前。まだ彼女はシングルマザーとして、二人の子どもを育てながら働く普通の准看護師でした。
とにかく真面目で、優しく、時には厳しい。その背中を見て現在、息子さんはナースマンに、娘さんは理学療法士になったと聞いたとき、私は胸が熱くなりました。

「お母さんが夜勤で帰ってこないことも多かったけど、弱音を吐かずに働いていたから、自分も人の役に立つ仕事がしたいと思った」と、子どもたちが語っていたのが印象的でした。

「占いなんて信じてないよ」でも10年以上、六星占術を読み続けた

そんな彼女が「占いを信じている」と知ったときは、少し驚きました。
彼女はこう言ったのです。

「信じてるっていうより…信じすぎるのも怖いけど、細木数子先生の六星占術の本は10年以上、毎年買ってたよ」

それは、書店に年末が近づくと並ぶ『六星占術による○星人の運命』シリーズ。
自分が何星人なのか、今年の運気はどうか、大殺界の時期はいつなのか、そして運気を上げる方角まで、具体的に書かれている本です。

彼女にとってそれは、「絶対的に信じるもの」ではなく、「自分で考えるときのヒント」として活用する存在だったようです。

53歳で“人生の引っ越し”を決意六星占術の方位を頼りに、転職と移住を実行

転機が訪れたのは、彼女が53歳のときでした。
「60歳で定年なんて、あと7年しか働けない。でも、まだまだ働きたいし、働けるのに」と、彼女はある日つぶやいたのです。彼女の所属していた病院は60歳定年制。再雇用制度はあるものの、一気に給料の金額が下がります。
再雇用制度で働いている先輩方は沢山いましたが、シングルの彼女は将来への不安がよぎります。

当時、彼女は両親を見送り、実家も古くなっていたことからいわゆる「実家終い」、住まいを整理し、「全国どこにでも行ける」自由を手に入れていました。
そこで彼女は、六星占術の本を開き、自分の運気と方位を見つめ直します。

当時住んでいた場所から見て“北東”にあたるエリアが、運気の流れに合っていると知った彼女は、その地域で求人情報を探し始めました。

すると、まさに理想的な条件の総合病院を見つけます。
看護師長としての採用、65歳までの雇用契約、そして職場環境も良好。

「これはチャンスかもしれない。でも不安もある。だけど、占いが背中を押してくれた」

そう語る彼女は、大殺界が明けたタイミングを見計らって、職場を退職し、縁もゆかりもない土地へ引っ越していきました。

転職から2年で看護部長にゼロからのスタートがキャリアの頂点へと導く

新しい病院では、最初から課題が山積みでした。
感染症対策が不十分だったり、労務管理が曖昧だったりと、医療の現場としては改善すべき点が多くありました。

彼女は一つひとつの課題に正面から向き合い、妥協せず、丁寧に改善を重ねていきました。
その結果、スタッフからの信頼を集め、患者対応の満足度も向上し、病院全体の評価が上がっていったのです。

そうした実績が評価され、入職からわずか2年で、看護部長に昇進するという快挙を成し遂げます。

さらに驚いたのは、その地域に新しく家を建てたこと。
「もう、ここを拠点に生きていこう」と決めた彼女は、自分の人生に“根”を下ろしました。

久しぶりに再会した彼女は、以前とはまるで違う姿で現れました。
以前はボンネットの塗装が剥がれた軽自動車に乗っていた彼女が、今は堂々と大型のSUVを運転していました。

「ここが私の居場所」と言えるようになった

彼女は元々、アパレル業界でパタンナーとして働いていた女性でした。
結婚、2人の子供の出産を経て離婚し、実家に戻ります。
小さな子供を抱えての、フルタイム就業は厳しいと判断してのことでした。
実家に戻り、当時は健在だった両親に子育ての協力をしてもらい、彼女は地元の看護学校に入学します。一回りほど歳下がほとんどの女子学生に混じって勉学に励みます。
また、看護学校に入ると同時に看護助手のアルバイトを病院で始めます。
地元の看護学校で取得できるのは准看護士で、病院に就職します。その後、経験と研修を重ね、正看護師となりました。

彼女は元々はアパレル業界で勤めていたので、シンプルな装いでも、なぜか田舎臭くなく、あか抜けておしゃれなのです。「パタンナーだったのに、もったいないね」と私が言うと、彼女は「当時は二人の子供を抱えて、食べていくために、仕方なく看護師になったんだよ」と苦笑いしました。

看護師としての道は当初は不本意なスタートだったんです。
子育てに追われながら、夜勤をこなす日々。
「自分の居場所なんてない」と、何度も心の中でつぶやいていたそうです。

でも今、縁もゆかりもない土地に自分の家を建てた彼女。

終の棲家を見つけた彼女は
「もう、どこにも行かなくていい。やっと、自分の居場所ができたの」

その言葉を聞いたとき、私は涙がこぼれそうになりました。
人は、自分の存在を肯定できる場所を手に入れたとき、本当の意味で強くなれるのかもしれません。

信じすぎない、でも信じてみる占いは、人生の選択肢の一つになれる

もちろん、彼女はすべてを占いに任せていたわけではありません。
占いを「依存するもの」ではなく、「参考にするもの」として、冷静に受け止めていたのです。

周囲に相談しても反対されそうなとき、誰にも話せない不安に押しつぶされそうなとき、
「占いの本の中に、そっと答えが書いてあった」

そんな彼女の言葉は、占いを一種の“自分との対話ツール”として活用していたことを示しているように思います。

読者へのメッセージ占いは“心の地図”になるかもしれない

占いなんて当たらない、非科学的だ――そう思う方もいるかもしれません。
でも、人生に迷ったとき、自分の外側ではなく“内側の声”に耳を傾けたくなる瞬間は、誰にでも訪れます。

そんなとき、占いは“答え”ではなく、“問い”をくれる存在かもしれません。

「今の自分は、どこに立っているのか?」
「どこへ進もうとしているのか?」
「何を恐れ、何を望んでいるのか?」

信じすぎなくてもいい。
でも時には、ほんの少し立ち止まり、星の流れや運気を感じてみるのも悪くありません。

あなたの人生の旅路に、ほんの少しの灯りをともしてくれる。
占いには、そんな役割があると私は思います。

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